自動車保険の基礎知識
「搭乗者傷害保険」は、保険を契約したクルマに搭乗中の人が、自動車事故によって死亡したり、後遺障害または傷害を負った場合に、保険金が支払われる保険です。
「搭乗者」はそのクルマに乗っているすべての人のこと、つまり、同乗者だけでなくドライバー本人も含まれています。
この場合の「搭乗者」とは、正規乗車装置または当該装置のある室内(隔壁などにより通行できないよう仕切られている場所を除く)に搭乗中の人のことで、荷台などへの上乗りは含まれません。
搭乗者傷害保険の支払内容は以下の通りです。
「死亡保険金」・・・事故日を含めて180以内に死亡した場合に1名あたりの保険金額の全額が支払われます。
「後遺障害保険金」・・・後遺障害の程度に応じて1名あたりの保険金額の最低4%、最高100%が支払われます。
「重度後遺障害特別保険金」・・・重度後遺障害を負い、かつ介護が必要と認められる場合、1名当りの保険金額の10%(100万円限度)が支払われます。
「重度後遺障害介護費用保険金」・・・重度後遺障害を負い、かつ介護が必要と認められる場合、後遺障害保険金の50%(500万円限度)が支払われます。
「座席シートベルト装着者特別保険金」・・・シートベルト(チャイルドシートを含む)を装着中に道路で事故により死亡した場合は、1名当り保険金額の30%(300万円限度)が加算して支払われます。
「医療保険金」・・・医療保険金については、日額払と部位・症状別定額払があります。
- 「医療保険金日額払」・・・ケガの治療のために入院、通院した場合に支払われるもので、入院は1日につき保険金額の0.15%、通院は0.1%が支払われます。
- 「医療保険金部位・症状別定額払」・・・傷害を被った部位・症状に応じて、定額(一定の決まった金額)が支払われるものです。
※内容については、保険会社によって 異なる場合があります。